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【製作メモ】『ワールドエンドヒーローズ』タペストリーリメイククッション

 2020年12月に発売だった『ワールドエンドヒーローズ The Hero's Gift シリーズ』のタペストリーをクッションにリメイクしました。

Twitterでは想像以上にたくさんのRTといいねをいただきました!
指揮官さんの熱量のすごさみたいなものを感じます。

今回は、ざっくりとどうやって作ったのか、忘備録的なメモとして作り方をまとめておきます。
製作中の写真を撮っていないのと、ちゃんと製図はしていないので…作り方の参考にはあまりならないかも。

以下、ざっくりと材料と道具と作業手順です。
本体のクッションとクッションカバーを作りました。

【材料】
タペストリー、水色の木綿の布(100×100㎝程度のサイズがあれば十分です)、手芸用綿(200gほど使いました)

【道具】
裁ちばさみ、糸切りはさみ、チャコペン、手縫い針、手縫い糸(白)、ミシン糸(白)、家庭用ミシン、アイロン&アイロン台、定規

  1. タペストリーの軸を外し、寸法を測る。
    軸は固定されていないので、紐を切ってしまえば簡単に外れます。
    ちなみにタペストリーのサイズは、縦35㎝×横42㎝くらいでした。

  2. クッション本体とクッションカバーに使う布を裁断します。
    布の幅はタペストリーの幅の42㎝を使います。
    クッション本体:42×70㎝
    クッションカバー:長さは用意した布の布幅をそのまま使いました。42×120㎝くらいになったような記憶。

  3. タペストリーとカットした布にアイロンをかけます。
    タペストリーはポリエステルなので低温でサッと裏からアイロンを当てて、全体を整えた後、ループの部分を丁寧に平らにします。
    木綿は高温でしっかりとしわや折り癖をなおして平らにします。

  4. クッション本体を作ります。
    本体用にカットした布を半分に折り、返し口を10㎝残して縫い代2㎝で周囲をぐるりと縫います。
    輪になっている部分も端から縫い代2㎝で縫います。

  5. 返し口からクッション本体を表に返します。
    角も丁寧に整えて、アイロンをかけます。

  6. 中にひたすら綿を詰めていきます。
    綿を詰め終わったら、返し口を手縫いで閉じていきます。
    コの字とじにすると綺麗に仕上がります。

  7. クッションカバーを作っていきます。
    カバー用にカットした布にタペストリーを縫い付けていきます。
    タペストリーの下側にタペストリーの長さ35㎝よりも多く布が残るようにします。
    まち針でタペストリーの位置を決めて固定し、タペストリーの上下のループの縫い目の少し外側をミシンで縫い仮止めします。

  8. 布の両側にジグザグミシンをかけていきます。
    これがほつれ止めになります。
    タペストリーが重なっている部分は、二枚同時にミシンをかけます。

  9. タペストリーのループが隠れるように布を折りたたみ、上下にステッチをかけます。
    ちょっと面倒な工程なんですが、見栄えを綺麗にしたかったのと、タペストリーを切ることをしたくなかったので、私はこう作りました。

  10. タペストリーのサイズに合わせて布を折りたたみ、クッションカバーのサイズを決めていきます。
    裏は、上部の布が覆いかぶさるように折りたたみます。
    写真のような完成イメージです。


  11. 布を折りたたんだら、左右にミシンをかけます。
    縫い代は1.5㎝くらいにしました。
    クッション本体より少し大きめにカバーを作ります。
    縫い代を取りすぎるとせっかくの絵が隠れてしまうので、慎重に!

  12. 先ほど縫ったカバーを、表に返します。
    角も丁寧に返して形を整え、アイロンをかけます。
    アイロンの温度は低温です。

  13. クッション本体をカバーに入れてみたら上下が少し余ってしまったので、カバーの上下に5mm幅でステッチをかけました。
    これで完成です!

タペストリーを複数お迎えすることが決まってから、絶対にクッションリメイクは作ってみたくて!
思っていた以上にテンションがあがるものに仕上がって、このクッションが視界に入るたびにハッピーになります。


たまらんですね~AKIRA先生のイラストがとても素敵です。
どんな媒体でもいいから、またヒーローたちに会いたいなぁ…。

あまりこちらを更新できていませんが、これが本年最後の記事となります。
来年はもう少しマメに更新したいところ。
本年はありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします!

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